機械設計に関する情報を紹介してゆきたいと思います。 このブログの過去の記述は、画面左上の空欄に、例えば、油圧、と記入すると関連する記事が現れてきます(2文字以上)。Googleの設定の仕様の変化に対応して自動的に画面の配置の仕様が変更されますが、基本的な変化はありません。神奈川県横須賀市森崎5丁目付近のグリーンヒルケアハウス在。
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2009/04/02
金属材料の疲れ限度を求める式
上図はミスミの技術資料に記載されている疲労限度の求め方です。しかし、この計算式は平滑な標準試験片のデータであり,安全率などは考慮されていません。寸法効果係数(=0.9)、表面効果係数(=0.9)、段付き効果係数(=1.4)、安全率係数(=1.45)(許容応力の安全率ではありません)などのパラメータを加味する必要があります。ここで段付き効果係数は段がつこうがつくまいが1.4とします。許容応力=0.9*0.9*(1/1.4)*(1/1.45)=9.58kgf/mm^2 になります。ミスミのデータからもう一段係数を乗除する必要があるということです。過去において紹介したグッドマン線図のデータはこれらの係数判断を行う以前の標準試験片のデータとして捉えるものです。尚、ここに示した数値は私個人的には一般化して構わないとみます。尚、幅のある範囲表示の数値は最も厳しい数値を採用します。材料はS45C焼ならし材の場合です。結論をいえば疲労限度の数値に(0.9*0.9*(1/1.4)*(1/1.45)=0.4)を乗じた数値にしているということです。端的にいえば疲労限度の数値の0.4ということになります。しかし、
私自身は過去においてはS45Cの調質材(焼ならし)として15kgf/mm^2を利用してきていたのすが・・・。これでも壊れたという報告は聞いていません。ご参考に。
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