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2009/04/18

回転軸の許容応力

回転軸の許容応力はねじり許容応力を考慮する。一般には両振れねじりの負荷状態を適用します。
τa=τw / Sw
τw=τwo * k1 * k2 / β
ここで
τa :回転軸の許容応力(両振れねじり)
Sw  :繰返し応力に対する安全率:1.45
τw :回転軸の疲労限度(両振れねじり)
τwo :軸の疲労限度(両振れねじり)
k1 :軸の寸法効果係数(0.9と覚えておきます。正確な数値は後記文献を参照)
k2 :軸の表面効果係数(0.9と覚えておきます。正確な数値は後記文献を参照)
β  :軸の切欠き係数(1.45と覚えておきます。正確な数値は後記文献を参照)
ちなみにS45C(焼きならし)材の両振れねじり疲労限度(τwo)は13~24kgf/mm^2で下限の13kgf/mm^2を適用する。τwは13*0.9*0.9/1.42=8.16。τa=8.16/1.45=5.63kg/mm^2となる。
文献:機械設計技術入門マニュアル(日刊工業新聞社)
回転軸の許容応力は参考文献によっていろいろな数値が紹介されている。極端な例では上記の条件で3.0kgf/mm^2と記されている参考書もあったりします。歯車軸の場合は更に曲げ負荷が作用するのでもう少し厳しい数値になります。URLで検索したところ下記で4.7kgf/mm^2という記事を見つけました。
参考URL:http://www.kikaikaihatu.com/sekkei/200210401.shtml

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