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2009/09/28

歯車精度:JISとISO(ドイツ)、USA規格の比較

追記)2015.07.08
本稿は歯車精度に関する比較であり、歯車設計に関する比較ではありません。USAの歯車規格の設計計算とJIS,ISO規格の設計の混在は危険ですから
おやめください。特に歯形係数のUSAの算出式は、独自の計算式であり、この算出値をISO,JISの歯車強度の計算式に当てはめることは厳禁です。
USAの航空機設計に採用されている歯形係数を、より進んだデータとしてとらえて、ISOの歯車強度計算式に導入を勧める書物を見かけますが、間違いです。歯車設計の場合はUSAの歯形係数を採用するなら、歯車強度計算式もUSAの設計計算に対応する必要があります。歯車強度の計算式はUSAとJIS、ISOでは全く異なります。


極めて大雑把な比較ですが、それでもこのような表があるだけ、ましかもしれません。小原歯車工業社の資料では次のように記載しています。
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平歯車およびはすば歯車の精度
従来から広く使用されてきた歯車精度に関する規格JIS B 1702:1976 (平歯車およびはすば歯車の精度)がISO規格に準拠することにより、大幅に変更されました。
新歯車精度規格は、JIS B 1702-1:1998 (円筒歯車ー精度等級 第1部:歯車の歯面に関する誤差の定義及び許容値)とJIS B 1702-2:1998 (円筒歯車ー精度等級 第2部:両歯面かみ合い誤差及び歯溝の振れの定義並びに許容値)です。
これらの規格から抜粋した精度に関する表を記載します。
なお、新規格の精度等級の表示方法は旧規格との混同を避けるため、接頭にNを付け、N○級と呼称表示します。

<新旧比較>
これら新JIS規格を旧JIS規格との比較を試みると、モジュールや基準円直径(旧JISでは基準ピッチ円直径)の区分が異なっているために、例えば、旧JIS4級が新JISでは何級に相当するかについて詳細に対比させることはできません。
おおよその目安として、新JIS精度等級=旧JIS精度等級+4(級)といわれますが、この目安が適用されない部分も多くあります。
旧図面の歯車精度の見直しを行う場合等で、新旧の精度等級の変換の必要が生じた際には、(社)日本歯車工業会発行の 「JGMA/TR0001 (2000): 新旧JIS歯車精度の規格値対比表」 をご参照ください。
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