counter

2008/07/04

動力伝達軸の設計_1

画像出典はhttp://www.rmc.mce.uec.ac.jp/より。この表に注目してください。材料の標準平滑試験片のデータは下記文献など参考にされてください。記載されているかどうかは不明ですが。

機械技術者・機械系学生必携の書 
    平易な文章・わかりやすい解説図・豊富な演習問題!

「初心者のための疲労設計法」

日本材料学会疲労部門委員会発行 A4判124ページ
     定  価    1,250円(税込)
     会員特価   1,120円(税込)
     (送料:いずれも1冊につき380円,ただし10冊以上は無料)
さて、本題に戻ります。ロボットなどの超小型機構の設計にあたっては、全体重量、回転モーメントを少なくすることで軸径は極力抑える設計をします。応力計算では疲労限界に関する計算が欠かせません。本画像紹介のURLでは包括的な計算の概略が示されており、必要な設計計算の全体像が想定可能かと思います。本URLに関しては設計:動力軸の設計計算としてリンクに記載します。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 それにしても日立金属製の高性能冷間工具鋼SLD-MAGIC(S-MAGIC)の自己潤滑性の評価が高い。塑性加工金型のカジリを防ぐメカニズムが最近わかったようで、摩擦面に吸着している微量なオイルを自動的にナノベアリング状の結晶へ変換されるとのこと。耐カジリ性の指標であるPV値も通常の鉄鋼材料の6倍と世界最高水準と報告されている。
 これはどういうことかというと、例えば自動車のエンジンや動力伝達系部品のしゅう動面積を1/6にすることを意味し、大幅な軽量化による低燃費化が期待できることを意味している。トライボロジー技術にはまだまだ発展する力学的な未知が多いように思われる。