本日、歯形係数の算出に関連して、日本歯車工業会事務所に行ってきました。最新版の規格の購入と若干の説明を聞いてきました。現在の規格はISOとも異なるまた従来の歯車工業会の規格とも異なる計算式であることを確認できたことでも充分な成果でした。当初の当方の示したCAD図は間違いであることも確認できました。著作権の関係上詳細な事項は記述できないのでCAD図は現状のままとし、ソフトコードについてはこれから修正します。尚、既に回っている歯形係数のグラフ自体は今も昔も変化がないようです。このあたりはわかりにくいかとは思いますが、当方としてはソフトウエアの出力に間違いがない様に今後、注力したいと思います。
追記) 08'11.28
最新の日本歯車工業会の曲げ強さの計算式の規格はJGMA6101-02(2007)です。当方の歯形係数の算出計算はこの最新規格をベースにし、併せて旧規格JGMA401-01(1974)による出力値も掲載する予定です。当然のことですが、旧規格の出力値は新規格の制定にあたり、ISO規格との整合、ISO規格と日本における歯車設計の経緯、その他の問題点などを勘案して現状に即さない数値になります。詳しいことは日本歯車工業会発行の規格全文を参照してください。尚、今回の規格改訂に際して、ISOとの著作権の関わりが記載されています。UKのあるHomePageはISO規格をほぼ記載していたのですが、久しぶりに覗いたところ随分様変わりして率直にいえば虫食い状態でした。日本がISOの常任理事国に選出された事はJISの権威の確保と同時にISOの姿勢の遵守を一層求められることになる訳で、今後の出版物やURLの掲載内容がどのように変わるかある意味見ものでもあります。
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