counter

2008/11/23

単純支持と固定支持の使い分け

機械設計の立場からいえば、きちんと吟味する必要がありますね。不安だから単純支持で計算しよう・・・、これでは何の設計作業を行っているのでしょう。かえって全体的に脆い構造を設計をしていることになります。モーメントを支持周辺の部材(ハウジング、容器、ケース など)にどの程度伝播するかどうか・・・この判断、想像力が大変重要になります。支持部材の構造にも視線が行きます。例えば、周辺をチャンネル構造で囲み、その上に一枚板の板材を載せた場合はチャンネルの変形まで考えを進めてゆくべきで、この場合は固定支点の計算の条件で充分です。そして、チャンネル材の変形の見通しをたてる。このフローでよいでしょう。自由支点と考えてしまうと気づかぬ個所から思いも拠らないトラブルが発生することになります。
追記)板材の固定は周辺をボルト固定とします。一体モデル(チャンネル+板)を作成してFEM解析を行うのが確実です。一枚板での周辺固定の計算では重量がかさみ、不確定要素が増えてしまいます。変形エネルギーは支持母材にも伝播してゆくのでその見通しを立てることが重要になります。FEM解析を行うことが重要です。この過程を省くとケース破損への対処を欠く結果になります。
追記)読み返してみると随分不明のことを書いているような気がしてきた。というより、タイトルの付け方が間違っている。要は積み重ね構造で(勿論、溶接または複数ボルトで固定)強度計算を行なう場合は根源的な支持支点がどこにあるかを見ることを記しただけですが。ミッションケースに関する記述は削除しました。

0 件のコメント: