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2011/12/30

日本経済新聞の記事より


12月23日 日本経済新聞の記事より。
「多様性が課題」この言葉は車の市場開拓に向けた、ゴーン氏のオピニオン、と読んだが、冒頭の震災の経験と併せて読むと日本の文化がもっと国際的な衣装をまとい、情報を発信し、受信するスタンスを求めているように読める。未来へ向けて文化を開拓するための必要な条件ということだろう。記事の画像が読みにくい場合はエクセルに貼りつけて拡大して読むとよい。


エドガー・ドガ 花束を持って挨拶をする踊り子


回転軸の切欠係数について




回転軸に関する 切欠係数の計算図をAutoCADのデータとしてファイル化したもの必要なときにCAD上で計測して求められるようにした。この切欠係数の使用法は下記書籍に掲載されているので書店で購入されてのご利用を勧めます。
  {徹底理解のための機械設計技術入門マニュアル}
   宗 孝 著
   日刊工業新聞社 刊

上記書籍は 機械設計に関わるものにとって必須のデ―タが掲載されています。大学では通常学ばない貴重な情報です。機械設計関係の大学の「教科書」には普通掲載されませんが、それでも設計エンジニアには基本的な情報が掲載されています。大企業での設計部では設計資料としてそれなりのデータが社外秘としてまとめられていますが、そういったデータの蓄積のない中小企業にとっては、それこそ、必須の文献となります。

なお、上記のAutoCADデータは下記URLからダウンロードが可能です。(AutoCAD_LT 専用)
http://m-sudo.sakura.ne.jp/soft_data/

2011/12/25

ウィーン 観覧車

画像は映画{第三の男}の舞台となったウィーンの観覧車からの眺望。右端に旧市街の一部が見える{(赤茶色の屋根の建物群}。正面の遠景の霞がかった緑の山並みは通称{ウィーンの森}と聞いた記憶がある。その山ろくはシューベルツの育ったところといわれる。手前のやや濃い緑の丘には日本人学校があった。(現在はドナウ河近くに移転したかもしれない)。その学校の手前で朝日新聞の国際版を売る行商に出会って、一部を購入して夏の甲子園大会の決勝が報じられていたことを覚えている。近世、ペストが大流行したときの記録の柱を見かけたような気もする。
画像に戻って、画像からはドナウ河が見えないが、建物群を除きされば流れが見えていただろう。
市内を南北に縦断するドナウ川の上流方向が観覧車のはるか向こう側になる。観覧車の赤いキャビンは木製で時代を感じさせるが、それだけに混雑しないときはウィーンに滞在する心地よさを抱いた。構造体の銀色の鉄線は 曇天時、この観覧車を遠方から眺めたとき背景に隠れて観覧車のキャビンを浮き立たせる効果がある。今でこそ高さなどは世界各地の観覧車に適わないが、ウィーンを旅するときに立ち寄りたいところである。

2011/12/11

オーストリア銀行ファボリ-テン支店の建物


ウィーン南駅を下車してファボリーテン通りを南方にまっすぐ歩いて行くと向かって左側に画像のような建物に出会う。オーストリア銀行の支店。現代オーストリア建築を代表し、同じ部材、部品は二つとない粋を効かせた建物。入り口の左にはスタンドバーがあった。夕暮れの時間帯の情景。下段はバーの中、姉さんに許可を得て撮影したもの。南駅方面になると画像のようにイスラム教の風俗が目立ってくる。オーストリア南部の工業都市グラーツにはオスマントルコとの厳しい戦闘の遺物が見られるようになる。

絵画:モネ {ラ・バヴォ-ル街}


現代でも欧州の町の裏に入るとこのような情景に出会う。電気、水道のない時代の情景。本作品は浮世絵の遠近法の表現とかかわりがあるといわれる。

プレス打ち抜き加工の寸法の取り方。



 機械設計 誌 1999_Vol43 No.3 伊豫部将三 氏 編「続・設計経験則50事例より
図中JIS規格の表が掲載されているが、打ち抜き時の最小丸みは r/t >= 1 以上を確保との記載があった。量産品の場合、氏のご指摘の通りである。詳細は原文を読まれてほしい。

同じ出典より、プレス打ち抜き最小寸法についても d/t >=3 となるようにしたい。原文に十分な説明があります。
どちらも量産でない場合はNCワイヤーカットなどでJIS記載寸法で加工は可能です。

2011/11/27

人間工学:人の作業姿勢

人が作業するときの姿勢と負荷。20年ほど前の手元の資料から。平均身長など現在では伸長しているのと負荷の単位が工学単位なので勘案して利用されるとよいでしょう。

追記)2015.02.06
上記データを含めて人間工学に関する各種モデルを下記URLにまとめてあります。
http://m-sudo.blogspot.jp/2014/08/blog-post_19.html

絵画_積みわらと夕陽 モネ


何の変哲もない情景だが、油彩をめぐらしたタッチがモネの心象風景を覗かせているような気がする。
引用元は 社団法人:食肉加工協会、一般社団法人食肉科学技術研究所、日本ハムソーセージ工業共同組合発行のカレンダーより。

2011/11/20

健康:肥満の防止

日本経済新聞の過日の記事より。

Gauss-Legendre quadrature について

過去にここのブログにて、C++言語を利用してGauss-Legendre quadrature の積分点を25桁まで求めたことを示すURLを紹介したが、改めて紹介する。上図は64個の積分点のデータを計算した結果です。下記URLに記載があります。作者は日本(埼玉県)にて暮らしていたことのある方です。
当方ではExcl_VBAを利用して15桁までの範囲であれば200個程度の積分点を求めるプログラムを公開済みです。必要な方は下記URLより入手されてください。
下図は当方作成の画面、関心のある方は上図の25桁と出力値を比較されてみてください。上図で紹介したURLのそれは積分点数が2^n(n=1,2,3....)に限られますが、当方のソフト(15桁出力)は積分点数は1024点以上の自然数でも正確な数値を出力します。(1024点数まで精度確認済み)

先日海外から C++Gauss-Legendre quadrature の積分点を求めるプログラムを作成中だが当方のVBAコードにとても興味があるとのメールを未知の方から頂いた。返信に上記URL(http://www.holoborodko.com/pavel/numerical-methods/numerical-integration/)

を紹介してあげた。

2011/11/13

Involute_Spline(旧JIS)のソフト作成の現況

 上図は作成途中の全体構成。ワイヤーカット加工などのCNC加工機でデータを加工できるようにさまざまな許容値の範囲に対応可能なように工夫しているが複雑なプログラムになってしまった。現在、バグを探してはデバッグ中です。

 先の画面の拡大図。右側のデータの点群をCADで検証する時間が足りないのが実情です。

 許容範囲を設定しない基準座標データ。
歯面あわせの基準データの例。

浮世絵:歌川広重の世界

 上図は過日、日本経済新聞紙上でも紹介された江戸時代の浮世絵作家、歌川広重による新大川にかかる夕立の風景。ゴッホが習作を試みたといわれる。個人的には橋の構造とその描画に興味を抱いた。
同じく歌川広重の作になる吉原の大門の描画。手前の頬かむりをしているのは客人のなりだろう。奥に拝見される遊女の風姿に時代を垣間見る。
オランダのアムステルダム中央駅正面から伸びる道路の左側に現代の見せ窓(等身大のガラス窓)があったが、そのものストレートな肢体をみせて客待ちをしている悲惨さに比べるとまだ救われるかもしれない。断っておくが旅行に行ってそこに迷い込むのは大変危険と思うので注意が必要である。
吉原内の遊女たちは身請けをしてくれる客人が現れない限りは吉原の門外に出ることはできなかったといわれる。苛烈な制度である。
その様子は、双葉文庫 佐伯康英の{橋の上}に説明されている。

追記)2015.03.05
葛飾北斎の肉筆画の新聞記事に関連画像が掲載された。



2011/10/30

シャープのReach規制への対応

日本経済新聞の記事より
欧州の化学物質による環境規制への対応は、国内の大企業ならばほとんど対応済みと思われるが、傘下の協力会社レベルからの状況把握の例。この切抜きを眺めるとほかにEV自動車関連、日産の安全運転支援など新技術への対応の記事がならんでいる。
有害物質の規制には、電子・電気製品関連でRoHs指令がある。(RoHs は某浦メカトロ二クスの技術者に聞いたところではロハスと読むそうです。)

インボリュート関数

歯車の設計計算によく利用されるインボリュート関数の幾何的な説明。角度単位はRadian。
α+θ=20(degree)のとき点pは歯車(圧力角20°)の基準ピッチ円上にある。

下記URLに関連情報が記載されています。ご参考に。
http://m-sudo.blogspot.jp/2011/10/blog-post_28.html

2011/10/28

インボリュート曲線上の点位置半径と基礎円、圧力角の関係式

追記) 2017.02.08 記
大変な誤解をしていました。下図は間違いです。追って、後日訂正データを記載します。情報提供くださった方に感謝。
一週間ほど前にネットサーフィンしていて、表記の関係式を紹介しているURLを見つけたが、ちょっと違っていたので、正確な関係式を上図に示した。インボリュートスプライン関係のソフト作成に大変有用な関係式です。容易に導かれると思います。
追記)下記URLもご参考に。
http://m-sudo.blogspot.jp/2011/10/blog-post_30.html
http://m-sudo.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html

2011/10/09

インボリュートスプラインの歯形データ作成ソフトの状況

首記の件、当方の思い込み間違いがあって設計からやり直して、どうにか下記工程まで完了。

完了項目
1)歯面合わせ(カッター利用およびブローチ利用)、大径合わせの各レベルでの1/2歯形のデータ作成。(面取り、歯底、歯先の丸みデータをも含む。ただし標準データのみ。)

未完了項目は下記
1)全歯データの作成。
2)DXFデータ化
3)操作画面の再整備
4)精度、等級に応じた歯形のデータ作成

旧JIS規格によるスプラインであり、完成後速やかに新JIS規格に対応したソフト作成にとりかかる予定です。

トンネル掘削工事:日経コンストトラクションより

画像は日経コンストラクションの表紙より。長さ6.5mほどのトンネルを一度に穿孔した後を検証している場面。余堀りの必要がほとんどないほどにきれいな孔肌にみえる。崩されたズリ(岩石)をショベルローダとダンプトラックでトンネル外に搬出して、床面の舗装とトンネル肌のコンクリート吹付けを完了させてから次の掘削工程に入るのだろう。スェーデン:ストックホルムの地下鉄の通路にもかなりゴツイけれどトンネルの堀削跡が見られるそうである。某重工業の常務を勤められたY氏から二十年程前に机を並べて設計に励んでいた当時ご指摘をいただいたが、ストックホルム中央駅で出口に迷って気がつかなかった。

同じく日経コンストラクションの記事より、この削岩機はスェーデンの削岩機メーカー アトラス・コプコ社の製品と思われる。この削岩機の電子操作画面の画像が下記。
実際の穿孔にはガイドセル(GuideShell)上のドリフター(drifter) の回転モーメントにひきずられて孔曲がりが発生してなかなか机上の理論どおりには穿孔しがたいものだが、この孔曲がりの様子を画面で確認できるようにしているのだろう。穿孔後のズリの排出工程と工事したトンネルの断面仕様の画像が下記。穿孔の穴曲がり対策は20年近くの時が経過しても未だ解決されていないようだ。

トンネル内で床面の仮舗装がすでに完了していることに留意。タイヤショベルローダのダンプ機構を初めて見たような気がする。

2011/09/03

絵画:ルノワール_船遊びの昼食

ルノワールの作品とすぐ想像がついた。テーブル上のグラスや瓶の描画のリアルさに感心した。
引用元は 社団法人:食肉加工協会、一般社団法人食肉科学技術研究所、日本ハムソーセージ工業共同組合発行のカレンダーより。

八王子城のあった山

八王子市高尾北方のS&I繊維団地前店駐車場から 八王子城天守閣のあった山(城山)を望む。
現在、私はここの近くの恩方工業団地エリア内の某企業にお手伝いをさせて頂いています。

旧JIS規格InvoluteSpline歯形データ作成の現在の問題点

表記のソフト作成が現在難関にぶつかっていてうまくゆかない。またぎ歯厚の許容値を求めるのに必要な{tg の6級}の6級のデータ表が(旧規格のために)手元にない。1973年ごろの発行の規格を調査する必要がある。このピッチの旧規格は歯形データ作成のためにも必要で、このデータがないと。安全側に行過ぎたデータになってしまう(もしかしたら、この安全側に行った歯形データであるべきかもしれないが、ここはいま少し考慮してみたい)。
ここで tg は基礎円ピッチに関しており、6級のピッチ誤差が関係している。

旧規格のデータ不足で時間をつぶすよりは、さっさと、新規格での歯形ソフトを作成してしまうほうが有益だろうと誘いの思いに襲われる・・・。

2011/08/14

JIS B 1603:Involute Spline

昨日、国立国会図書館へ行ってきた。ISO準拠のInvolute Spline規格 JIS B1603を閲覧するためにだったが、国会図書館にはなくて、関西から取り寄せる必要があるとのことだった。JIS ハンドブックの機械要素では全く理解ができないので、正本を読む必要があった。ページ数を聞くと300頁は優にあるとのことで、ちよっと閲覧では消化不良になると考え、思い切って規格の分冊を書店にて購入することにした。販売書店は国会図書館の館員が調査してくれる。価格は10,080円。帰路、中央線の電車内で読むと概要が理解でき、プログラムの構想まで見通せるようだった。Involute Splineの設計に当たっては本書は必須である。ISOの公差の仕組みの理解がポイントなのだが、ハンドブック機械要素では要約にもなっていないと痛感した。

旧JIS D2001と新JIS B1603の大きな差異は下記の通り。
JIS B1603 ではラック創成加工では転位ゼロで行うので、基準圧力角が JIS D2001と異なる。
平底スプラインに加えて丸底スプラインの形状も規格化している。
JIS B1603 ではISOの公差単位の考え方が採用され、将来のJIS B1603 の規格の変化の方向性の大きな枠組みが構築されている。ある意味では旧JIS D2001より理解しやすいのかもしれない。

2011/07/31

インボリュートスプライン曲線ソフト作成について

画像は現在のソフトの作成状況。オーバピン径、またぎ歯厚の計算式が歯車と多少異なり当方の知識では不明な点も多いので旧JISの機械要素のコピーをユーザーは是非所有して欲しい。新JISに移行した現在、旧JISの利用は勧められないが、新JISのデータの概要が理解できていないので旧JISをこなしてから新JISに対応することにしています。
右上部のデータの分解数は1000レベルでモジュール10で0.1ミクロンの誤差レベルになります。その右側の50という数値は点列のピッチがモジュール10で20ミクロン程度です。ここまで精度が必要かどうかは、ワイヤーカット加工に代表される精細加工技術の進展に合わせる必要性をみるべきと考えています。要望、質問などメールで受け付けますので有志の方はご一報ください。完成まではまだかなり時間がかかるとみています。

閑話休題:旅のつれづれ_スイス_モントルー_2

モントルーでの会議が済んでから翌日、ロッシュ・ド・ナイという近くの山へ、田村氏に誘われて登山電車で登ってきた。モントルーから一時間ほどのところだが、日本で言う箱根登山鉄道以上の急坂でかなり高度を稼いだ。画像は山頂からの眺めで左側の底にレマン湖が広がっている。はるかにローザンヌ方面へと広がりゆく眺望は日本で言えば塩尻峠からの諏訪湖の眺めを髣髴とさせる。
このほとんど水平の視点の高さでスイス空軍機がジェット音をきしませながら通過していった。そのあとにハングライダーを楽しむ人たちが増えてきた。ちょうど、10人ほどのグループの人たちが山頂に上ってきて写真を撮って欲しいといわれた。少しばかり話を聞くと、私と同じく難聴者の国際会議の参加者のグループでドイツから来たという。会場で私を見かけたそうで声をかけてくれたとのことだった。難聴者会議の参加者は補聴器を使用しなくても通常会話が可能な人たちも多い。彼らもその一団で日本で言えば聴覚障害と認定され得ない程度に聞こえの不自由なことに自己のアイデンテイテイを求めている人たちが多いのだ。ストックホルムでもボストンでも同様であった。日本からの参加者の団長が京都大学教授の故入谷先生であったことからも日本でもその動きがあることが理解できよう。入谷先生は角川文庫から漢詩選を著作出版させた方でもある。USAのボストンの分科会で少しばかり英語でのスピーチを行ったときに自分の発言をOHPスクリーンにリアルタイムで表示するという難聴者への聞こえの保障が異国の決してネイチブではない私の発言を余すことなくなされた(筆記してくれた)ボランテイアの実力と熱意に感動したものだが、日本でも要約筆記という通訳がもっと普及して欲しいものだ。
先日、google の地図で探したモントルー周辺の航空写真。左がレマン湖でモントルー市街地が俯瞰される。 当方の宿泊したホテルは中央上部のシャンビーというところで、モントルーから電車で九十九折りに駆け上がってゆくところにあった。会議の湖畔の会場へは電車を使わずに斜面の急坂と階段などを利用して通った。同宿の田村氏はオランダでの生活で交通事故に出会い少々不自由な後遺症を抱えていて電車で通われた。私自身、先年、横断歩道で交通事故に遭い入院4ヶ月近い怪我を負って現在も跳びはねるとズキズキと痛む体を抱えている。ホテルの窓から見下ろすレマン湖の風景は対岸にフランスの国土が広がっているのとあいまって忘れがたい眺めだった。

2011/07/25

インボリュートスプライン歯形データソフト開発の現在

インボリュートスプライン歯形データソフトを現在作成中ですが、完成を心待ちにされている方が数名おられるので、現状を報告します。現在、軸用スプラインの基本歯形が完成したところです。歯底の丸みのデータ作成に思いのほか手間取りました。本ソフトの開発の目的はNC加工機で加工可能なデータとすることで、シーケンシャルなデータ配列の必要があることでした。次に、歯底の丸みのデータ作成で2次方程式の利用は不可と判断し(理由は過日ブログで報告しています。)一次的な関数関係を基本に論理を構築して誤差を極力少なくする手法を採用しました。
これからは、穴用スプラインのデータ作成に入りますが、大径部の丸み構築についても同様の手法を構築する必要があります。プログラム作成の時間は、土日曜の時間的余裕のあるときに限るために完成まで、しばらく時間が必要かと見ています。モジュール1でナノミクロンオーダーの誤差レベルを目標においているので事情をご斟酌いただければ幸甚です。

2011/07/22

閑話休題:旅のつれづれ_スイス_モントルー_1

スイスのジュネーブから急行電車で3時間ほどでレマン湖のほとりのモントルーに着く。国際難聴者会議に参加するために、要約筆記通訳者の田村氏(和歌山県在)との二人旅のはずだった。別ルートで会長をはじめとする大勢の人たちが日本から参加していた。ところが、格安航空券の都合で予定のフライトが変更を余儀なくされてモントルーまで初めての一人旅になってしまった。フランスのドゴール空港で乗り換えジュネーブに着いたのは夜7時過ぎになった。タクシーを拾い、ホテル名を運転手に告げたら、なぜか日本人とわかったらしい。タクシーのドライバーは当時の自分より若い女性ドライバーだった。なぜ、日本人とわかるのですか?、と聞いたらどうやら、服装と時間と行く先のホテル名で想像できるとのことらしかった。
翌日、モントルーで下車して改札を探したが、見つからず、そのまま駅前広場にでてしまった。(15年ほどの昔なので現在はどうなのか不明)ここでも迷うことなくタクシーを拾い、予約していたホテルへと向かう。星3個のホテルというから、日本でいえば、旅館に近いイメージ(先入観)を持っていた。タクシーがここというので運賃のほかにチップを弾んで(欧米ではチップは欠かせない)、もう一度ホエア?と聞くと、窓ひとつないモルタルと石造りの建物だった。日本で言えば土蔵をイメージしても違和感はない。中に入ると年配の女性に名前を告げ、パスポートを提示して、しばらくして、先着の田村氏が顔をみせてくれた。{これがホテルなの?}と話したような気がする。ホテルの裏からはレマン湖が俯瞰できた。表と裏の違いをここまで見せるホテルもあるものだ。スキーのリフトなども見える・・・。スイスのリビエラと別名で呼ばれるモントルーにはじめての一人旅で行けたことが無性にうれしかった。

2011/07/10

InvoluteSplineの歯形設計

画像はインボリュート歯車の歯形曲線の説明図。ここの隅肉曲線というのは、Trocoid_Curveを描き、歯形曲線はInvolute_Curveを描くことはご承知のことと思います。この図をよく眺めているとこの二つの曲線の接点P2が基礎円の外側に位置しています。かみ合う歯車の歯形設計ではこの位置が極めて重要ですが,Involute_Splineの場合はそもそもP2の位置は何の意味も持ちえません。Involute_Curveが基礎円から立ち上がり歯先へと向かう曲線こそがSplineの場合は意味を持ちます。この曲線の軌跡のプロットにようやく目処が立った。率直に言って、Involute_Curveのソフトの活用がかぎと思っていたが、さにあらずでそのプログラムコードに関する知識など捨て去って、白紙の状態からSplineの歯形設計に取り掛かったほうが結果的には作成の早道と思えた。 InvAt = Tan(At) - At
この関数の式の理解(幾何的な意味において)が小生にとっては決定的な意味合いがあった。転位の意味合いをどのように解釈するかもひとつのポイントだろう。文献の歯車の転位という言葉に捉われるとやはり寄り道をしてしまう。そのものずばりと記してしまうと、ノウハウが洩れるので紹介はここまでとしよう。

2011/07/02

頂げきゼロの歯形描画(Involute_Curve_3.1より)

Involute_Curve_3.1を公開して2ヶ月になる。超の字がつく巨大なエクセルのVBAコードから構成されているために、ひとつの改良がどこかで漏れがないかどうかチェックに余念がないのが現実です。画像は頂げき係数ゼロとして入力項目の数値を適当に記載、出力したデータの画像。歯車の設計に関してはJGMAの規格に準ずることが推奨されているが、ISOの規格に統一してゆく流れが現実である以上は受け入れざるを得ない。が、敢えて、規格からはみ出した設計も可能なように本ソフトを作成した積りである。画像中の文章をお読み頂ければ幸甚です。
(なお、画像はInvolute_Curve_3.1をご購入頂いた方に付属提供するInvolute_Gear_Gearing_Dataのソフトを利用して作成しました。)

2011/07/01

絵画:ゴッホの晩年の作_医師:ポール-ガッシュ


 アムステルダムのゴッホ美術館へ行ったときに、探していた作品。見つからず残念な想いが残っていた。パリのオルセー美術館蔵とは、思いもよらなかった。実は日本画の{笛を吹く若武者}も探していてこちらも見ることができなかった。あまりよい思い出もないのだが、この絵画をカレンダーの中に見かけて久しぶりにときめきを覚えたので紹介しよう。背景の波のような紺色のシグナルがこの人物像に不思議な躍動感を持たせている。実はこの躍動感は日本画の{笛を吹く若者の背景のススキが原}のイメージとも重なっている。下図の画像は、ゴッホの自画像の一枚といわれていたものが実は弟を描いたものであるというニュース(日本経済新聞より)。



2011/06/26

ソフトウエアのダウンロードについて

しばらく、本件については、皆様にご迷惑をおかけしていると思います。
下記URからダウンロードが可能かと思います。
Involute_Curve_ver3.1 の操作説明書(正式版から部分的に削除した項目がありますが、ほとんど正式版です。)も見つかります。(ファイル名:テクニカルノート)

楕円弧長-角度相互変換ソフト、ガウス-レジャンドル積分点を高精度で求めるソフトもあります。
油圧シリンダーの座屈強度を求めるソフト(試行版)もあります。(正式版は有償になります。)
http://m-sudo.sakura.ne.jp/soft_data/
各ファイルの詳細については下記ブログから検索(ブログの左上の検索窓を利用)してください。
http://m-sudo.blogspot.com/