画像は映画{第三の男}の舞台となったウィーンの観覧車からの眺望。右端に旧市街の一部が見える{(赤茶色の屋根の建物群}。正面の遠景の霞がかった緑の山並みは通称{ウィーンの森}と聞いた記憶がある。その山ろくはシューベルツの育ったところといわれる。手前のやや濃い緑の丘には日本人学校があった。(現在はドナウ河近くに移転したかもしれない)。その学校の手前で朝日新聞の国際版を売る行商に出会って、一部を購入して夏の甲子園大会の決勝が報じられていたことを覚えている。近世、ペストが大流行したときの記録の柱を見かけたような気もする。
画像に戻って、画像からはドナウ河が見えないが、建物群を除きされば流れが見えていただろう。
市内を南北に縦断するドナウ川の上流方向が観覧車のはるか向こう側になる。観覧車の赤いキャビンは木製で時代を感じさせるが、それだけに混雑しないときはウィーンに滞在する心地よさを抱いた。構造体の銀色の鉄線は 曇天時、この観覧車を遠方から眺めたとき背景に隠れて観覧車のキャビンを浮き立たせる効果がある。今でこそ高さなどは世界各地の観覧車に適わないが、ウィーンを旅するときに立ち寄りたいところである。
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