画像は日経コンストラクションの表紙より。長さ6.5mほどのトンネルを一度に穿孔した後を検証している場面。余堀りの必要がほとんどないほどにきれいな孔肌にみえる。崩されたズリ(岩石)をショベルローダとダンプトラックでトンネル外に搬出して、床面の舗装とトンネル肌のコンクリート吹付けを完了させてから次の掘削工程に入るのだろう。スェーデン:ストックホルムの地下鉄の通路にもかなりゴツイけれどトンネルの堀削跡が見られるそうである。某重工業の常務を勤められたY氏から二十年程前に机を並べて設計に励んでいた当時ご指摘をいただいたが、ストックホルム中央駅で出口に迷って気がつかなかった。
同じく日経コンストラクションの記事より、この削岩機はスェーデンの削岩機メーカー アトラス・コプコ社の製品と思われる。この削岩機の電子操作画面の画像が下記。
実際の穿孔にはガイドセル(GuideShell)上のドリフター(drifter) の回転モーメントにひきずられて孔曲がりが発生してなかなか机上の理論どおりには穿孔しがたいものだが、この孔曲がりの様子を画面で確認できるようにしているのだろう。穿孔後のズリの排出工程と工事したトンネルの断面仕様の画像が下記。穿孔の穴曲がり対策は20年近くの時が経過しても未だ解決されていないようだ。
トンネル内で床面の仮舗装がすでに完了していることに留意。タイヤショベルローダのダンプ機構を初めて見たような気がする。
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