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2008/08/05

ダイカストについて

画像は下記URLより引用しました。
http://www.tokyodiecast.co.jp/diecast.htm
この画像を眺めていますとプラスチック金型の構造と似ていますね。ダイカストというと一昔前まではアルミニウム合金、亜鉛合金が主流でしたが、現在ではマグネシウム合金も一般的です。マグネシウム合金(MDC)はノートパソコン、携帯電話の筐体に利用されますが比較的耐食性に劣るので表面処理が必要になります。軽量であることが優先されます。一般的にはアルミダイカスト(ADC-12)が一般的です。主として自動車部品に利用されます。強度的にはアルミ系が優先されます。亜鉛合金(ZDC-2)は薄肉製品に利用されます。強度は低いので小物の精密部品に利用されます。メッキは(Cu-Mg-Cr)。
Crを含むのでRoHs、ELV指令との関係を要確認。設計にあたっては、ダイカストメーカーとの連携が必要になります。
一般には比重、ブリネル硬さ、引張り強さ、耐力、縦弾性係数(概略値)、許容引張り、圧縮応力、肉厚と引張り強さの関係、温度による引張り強さの低下の傾向、最小肉厚、寸法公差、抜き勾配、平面度、加工基準、湯口の位置、角部と隅部のR値、型分割位置、防錆(表面処理)などが検討項目でしょう。

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