

8月29日 1日あたりのユーザー数が150名に達しました。機械系の技術者のニーズの潜在性が示されていると思います。上は開設以来のアクセス数の多いページを順に記載しました。意外に思うのは{シンプソンの精度}に関心が多く向いていたことです。皆さん、ご承知とは思いますが、シンプソン式の精度は連続区間範囲で極値を持たなければ極めて高い精度になります。数値積分の手法として活用領域が広いことの証左と思います。
機械設計に関する情報を紹介してゆきたいと思います。 このブログの過去の記述は、画面左上の空欄に、例えば、油圧、と記入すると関連する記事が現れてきます(2文字以上)。Googleの設定の仕様の変化に対応して自動的に画面の配置の仕様が変更されますが、基本的な変化はありません。神奈川県横須賀市森崎5丁目付近のグリーンヒルケアハウス在。




自営で業務に係わっている間に、一番影響を受けた歯車計算ソフトです。各項目のセルに計算の根拠が対応し、裏メニューでは転位係数の和が一定の条件から歯車ソフトの設計条件を求める、{の項目も正確でした。}、大変使い勝手のあるソフトです。このソフトで唯一歯元のカーブの形がない、バックラッシ策定時の歯形表示が無いなどが、きっかけで当方Involute_Curveのソフトが作成されました。現在はシェアウエアかと思いますが、その関わりさえなければ、現在でも最強のシェアウエアソフトと思いますが、現在はITに見あたりません。しかし、作者のメールアドレスは健在でした。偶然でもメールアドレスをご存知の方であれば、ダメで元もとのお積りでメールをされてはいかがでしょうか。
当方のあるURL(近く廃止予定)に記載していた内容の一部です。先に紹介した歯車ソフトを修正して点列で表現した歯車を円弧曲線で表現したソフトも揃えようとして準備していたのですがこのデータをDXFデータとして取り込めば、そのまま直接Pro/Eのデータム平面にスケッチが可能になります。3点を通る円弧の中心座標が求まればエクセルでコード化も楽になります。本ブログに中心座標を求めるコード例を記載してあるので、志のあるかたは挑戦してみてください。このデータを試用してPro/Eでモデル化すると劇的にデータ量が削減できます。勿論このデータでも歯形の精度は十分で、Pro/Eの絶対精度の最高級のレベル設定が原因で精度が逆に落ちてしまうほどです。(画像の点列数で円弧化した歯形でも多分10^(-7)以上の精度はある筈です。エクセルの計算精度を維持しています。)
画像は下記URLより引用しました。
画像は点列データ数の設定と散布図による歯形図形の描画設定の画面です。この画面の大きな特徴は構成点列数を目的に応じて任意に設定できることと、その点列数の結果を図形で確認可能にしていることです。現在、バックラッシ対応の歯形から歯形係数を策定するための30度接線法による直線の描画を一枚歯図形に追加することを検討していますが、この強度計算を自動化するためには、現在のところ、歯元曲線の構成点数は6に固定したほうがよいでしょう。5次以下の方程式でない限りソフト的に解決策が見つからないゆえです。なおバックラッシゼロの歯形については極めて正確なデータを得ることが可能です。他に、出力データのDXF書式化のクリックで点列群の直接DXFデータを得ることを可能にしました。現在のところフリーの2DCAD、Jwwで読込みJwwで再度DXF化しなければAutoCadで読込めないという課題を抱えてはいますが・・・。エクセルが主体のソフトなので、シートの拡張などでユーザーのみなさんが自由に関連プログラムや表計算を作成することでデータベース化することが可能になっていることも本ソフトの大きな特徴です。

平歯車のソフトでバックラッシに対応した歯形(バックラッシの最大設定時)の出力データをAutoCad-LT(2000)上で作成してみました。ソフトの出力数値(またぎ歯厚の下限値)はかみ合いピッチ円周上での計算値で近似値ですが、実際に出力された歯形との差は、画像に示された通りです。(中心距離公差はゼロとして算出)
画像は私が作成した歯車ソフトの画面の部分表示です。上部の画面は{中心距離増加係数を利用しない}のボタンがハイライトしています。中心距離増加係数は中心距離計算に利用して、歯たけには利用しない計算方式です。この計算手法は理工学社{JISにもとづく機械設計製図便覧}に記載されている計算手法です。この計算式では歯たけは2.25*モジュールを確保している代わりに、頂げきが1.2125と標準並歯より少なくなっています。この値が並歯より少なくなることは、熱膨張、異物の噛み込みなどで歯底の干渉に留意する必要があります。その代わりにかみ合い率が確保される歯車設計になります。
画像は下記URLより引用しました。



画像は、当方が現在修正中のインボリュート歯形形成ソフト(未公開)の簡易版の一部です。ニュートン法による噛合い圧力角をエクセルの表計算で求める部分を表示しています。簡単な数値演算であれば、エクセルでも十分に活用できます。画像の例ですと、4~5回の操作で所定の範囲に収束してしまいます。ニュートン法ほどでもなくても大概の技術演算はエクセルで式を埋め込んでしまえば計算が可能です。

画像は下記URLより引用しました。
画像の引用は下記より