国内で刊行されている優れた参考書。問題の選定、解法の説明なども過不足ない。本書で気のついたこととして、段付き軸の座屈荷重の問題に対する解が中途半端であったこと。当時は何故だろう、と訝しい思いをしたが、おそらくは著者は正解を承知の上で、記載されなかったと、現在では思う。解は、解への入り口の重要な式を提示しているにとどまっている。段付き軸の座屈加重に関してはUSAでエネルギー法を利用した計算過程を記載した書籍があったが、たぶん、その記述は間違いという思いが強い。そして、本書の解への導きは{間違っていない}というのが第一感です。段付き軸の座屈係数は陰関数の形をとる感がしてならない。
0 件のコメント:
コメントを投稿