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記入データは旧JIS3級、中心距離許容差はJGMA規格N7,8級に合わせてみた。N7,8級は旧JISにおいて、およそ3,4級相当のレベル。
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上記手法を検討するに、旧JIS規格での歯車等級とバックラッシの対照表が新JGMAの規格から消えていることが惜しまれる。中心距離許容値との関係性も任意で決めることの困難さを見ます。今後の歯車間の設計はやはり、上図の3色の枠内の相互の関係性の中で決めてゆく手法に、無駄をなくすスマートさを見ることが可能と思います。新JGMAの規格では、この部分に代替可能な設計手法が、現在のところ見えてこないように思います。
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歯車計算の仕様で中心距離は、設計者が最初に設定する項目と考えてよい。ここでは。設計中心距離は130mmとあらかじめ設定されているものとした。結果的に113..011mmとなったが、許容範囲内として認めた。転位係数を細かな桁数の数値にしてしまってはコストが高くつく。 |
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バックラッシゼロの歯形係数と比較すると、0.1以上の差がついている。歯形係数は、バックラッシ最大時の計算を採用する考え方もあり、その場合は歯形係数の差はもっと大きくなります。
上記手順は歯形係数の実際的な使い方を示しています。
この転位係数を定めることに大変な時間を費やしますが、本ソフトの利用によって、この手間がかなり省力化されます。というより、この手法は本ソフトがなければ不可能だったと確信します。バックラッシと転位係数の関係に切り込んだソフトウエアと敢えて自賛します。
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