機械設計に関する情報を紹介してゆきたいと思います。 このブログの過去の記述は、画面左上の空欄に、例えば、油圧、と記入すると関連する記事が現れてきます(2文字以上)。Googleの設定の仕様の変化に対応して自動的に画面の配置の仕様が変更されますが、基本的な変化はありません。神奈川県横須賀市森崎5丁目付近のグリーンヒルケアハウス在。
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2008/09/02
歯車のバックラッシ
画像は下記URLより引用させていただきました。
http://homepage2.nifty.com/modelicengine/k070101.htm
バックラッシの設定(加工)方法についての説明です。バックラッシの設定には画像に示される方法以外にもいくつかあるのですが、一般的にはこの画像で説明している通り、工具を工作物側に追込んで加工する方法がとられます。
この場合は、歯形形状としては追込み量を転位量とした転位歯車と外形的には全く同じになります。したがって、この加工方法の場合、バックラッシなしの歯車に対して、歯底円径と歯先円径が変ります。形状は同じでもバックラッシを目的とした歯車の組み合わせと転位調整した歯車の組合せでは歯に作用する曲げ応力は異なってきます。当方のソフトウエアは現在のところバックラッシ付きの歯車の歯形に関してはホブ加工に対応していません。 *1) ワイヤーカットなどのNC工作機対応です。但し、ホブ加工した相手側の歯車との噛み合せには十分対応しています。本ソフトでホブ加工によるバックラッシ対応(工具の追込みでバックラッシを得る方法)と同一の歯形を得るには相当する転位係数を与えた歯形にすることで可能になります。
尚、バックラッシをホブ加工する方法としては他に、専用のホブ工具を作成する。円周方向に微小な送りをかけて仕上げ加工を行うなどの方法があります。
*) 追記 2013.07.20 現在、当方のソフトはホブ加工によるバックラッシ対応歯形の歯形形成(描画)も可能になっています。
http://m-sudo.blogspot.jp/2013_05_01_archive.html 参照。
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