画像は下記URLより
株式会社 アムテック
楕円歯車を4分割してその1/4の部分で考察する。楕円歯車の歯形は楕円ピッチの各位置ごとに曲率が異なる。それぞれの歯の基礎円径が異なる。モジュールとピッチ、デデンダム、アデンダムが各歯に共通。更に正確にいえば、楕円の長半径、短半径の位置の歯を除くと、一枚の歯形の中心線について、対称な歯形にはならない。しかし、高速回転でなければ、近似的な歯形でも実際的には差し支えないという考え方もある。その場合歯のかみ合いごとにバックラッシが異なるので、騒音管理が面倒になる。しかし、当方としては対称な近似歯形としてプログラムを構築する。上図で左端と上端の歯形が異なっているのが視認できる(上端の歯形形状はラック歯形に近い、また、左端歯形はラックにかみ合うピニオンの歯形に近い形状)。画像の歯面曲線は各歯両面を含めてすべて異なる。アムテックは創成加工の法絡線を歯形とする極めて高度な手法を駆使しているものと思われる。当方は法絡線歯形に近い形状(近似歯形)を狙うものとする。追記 10/10/08
画像は当方の作成ソフトInvoluteGearCurve Ver2.1の原歯形画面より。モジュール5、歯数30、転位ゼロ、最大バックラッシ0.3、最小バックラッシ0.07.歯先面取り0.1の歯形ラインを示す。緑色の中心をベースに基準径の変化に対応させる方法を考慮する。(画像はExcelの散布図)
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