上記画像は下記URLより引用
http://home.att.net/~numericana/answer/geometry.htm#ellipticarc
中段にP/(2*π*a)の展開式が記載されている。この展開式の項数を増加してゆくと第2種楕円積分の解に限りなく近づいてゆく。この展開式の計算が非常に面倒なために、近似的な解を求める歴史的な変遷が記載されている。現在は図中(5)の式が最も近似的な計算式になり、最大の誤差は0.3619%とされている。確かにこの式でエクセルでの計算は容易でその意味では実用的です。国内のURLではこの式に関する記述はどこにもない。P/(2*π*a)の級数展開式が記載されていることは、有限回にしろ何らかの形で、楕円周長から長径、短径の組み合わせをニュートンラプソン法で数値計算で求める手段の存在を示唆している。最大の誤差が0.3619%で構わなければ、数値計算ではなく直接数式解で求めることが可能なことを示している。
尚、この記述の別稿に江戸時代の日本の数学者、関孝和(1642-1708)の業績が評価されている。関孝和の示した式の誤差は最大1.35%と評価されているのである。
ちなみにオイラー(1773)の示した近似解の精度は11%とのこと。
追記:Ynot の式、現在、一般に利用されている式、当方の作成したソフトの算出結果を比較したurlは下記を参照。
http://m-sudo.blogspot.com/2009/09/blog-post_22.html