種まく人。(1888年)
ミレーの種まく人(1850年)を意識した作品と知られている。ゴッホ特有の油絵のタッチの世界が拡がっている。アルルの跳ね橋を観た後で本作を眺めて初めてゴッホの印象派としての凄さを感覚した。夜のカフェテラスの馬車と本図の太陽。遠近感の描画の奥に垣間見る動的な構図が印象に残る。
これらの作品は、JXビジネスサービス株式会社 2016年版カレンダーより。
このカレンダーのゴッホの作品は彩度が高く、実際の色合いはどうなのか、実物を鑑賞したい。
今年、最後の、締めくくりとして紹介しました。