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2008/08/31

150名のusers/ a day...8/29



8月29日 1日あたりのユーザー数が150名に達しました。機械系の技術者のニーズの潜在性が示されていると思います。上は開設以来のアクセス数の多いページを順に記載しました。意外に思うのは{シンプソンの精度}に関心が多く向いていたことです。皆さん、ご承知とは思いますが、シンプソン式の精度は連続区間範囲で極値を持たなければ極めて高い精度になります。数値積分の手法として活用領域が広いことの証左と思います。

2008/08/30

R5ミクロンのボールエンドミル


画像は下記URLより引用しました。
http://www.ns-tool.com/
先日、少し記載しました半径5μのボールエンドミルのメーカーです。このクラスになると加工環境だけではなく工具の取付け環境なども大変厳しくなります。スピンドルへの装着はねじではなく焼きばめになるかと思いますがちょっと想像もつかないというのが実感です。ミクロン以下の微小金属紛環境で健康面の対策も必要になっているかもしれません。

楕円歯車の歯形_1


画像は下記URLより引用しました。
http://www.amtecinc.co.jp/daen1.html
(株)アムテックの歯車ソフトはおそらく市販されている歯車ソフトでは海外を含めて技術的にトップレベルの定評があります。楕円歯車の画像です。長径端側と短径端側で歯形が異なっていることがおわかりかと思います。全てを長径端の歯形かみあいにする方法もありますが、動力伝動には不向きになります。リンク機構用途なら許される場合もあると思います。当方では楕円の曲率に応じた歯形を組み込んだ楕円歯車歯形作成ソフトも現在エクセルベースで開発中です。

2008/08/29

AutoCAD_LTでスプラインに接線



ようやくAutoCAD_LT 2000でスプライン、楕円などの曲線に接線を引く方法がわかりました。AutoCAD_LT 2000の画面において 0SNAP を ON にしておきます。構築線 を曲線上(近接点)に置き、別の近接点をクリックしてみましょう。接線が引かれてしまいます。角度を指定した接線を描画する場合は、角度方向に曲線をコピーして夫々の曲線上の近接点をクリックすると接線が描画できます。図形的に(幾何的に)接線が引ける条件下で近接点をアバウトにクリックすると接線位置に自動的に移動します。(おおまかな近接点クリックによって自動的に接線が作成されます。)構築線と近接点が接線を引く際の要点になります。リンクに本URLを{設計:AutoCAD_LTで曲線に接線を引く}として記載します。
関連URL:
http://www.mura.sh/bbs/wwwbbs.cgi?print+200806/08060040.txt

追記:円との接線には適用しないでください。
2円の接線は下記
http://m-sudo.blogspot.jp/2017/05/autocad-lt-2000.html

2008/08/28

ペンシルサイズの歯車機構



画像の引用元は下記URLからです。
http://www.rs.noda.tus.ac.jp/nog/

歯車製造技術は現在、球面ミリング工具(バイト)でRサイズが5μのレベルでもあるメーカーでは標準化されています。当然、組立環境他、厳しい基準が課されていますが。環境などは下記URLを参考に。
www.business-i.jp/sentan/jusyou/2005/fanuc.pdf

2008/08/27

Pro/ENGINEER_強度解析_1



画像はPro/ENGINEER 2001(Pro/MECHANICA) を利用して接触解析を試みた例です。
http://www.de-products.co.jp/sessyoku_01.html
実際に実務に利用したものではありませんが、概略をご理解いただけるかと思います。Pro/ENGINEERからPro/MECHANICAを通じての解析はモデルを画像のように簡略化しなくても実物のモデルのままで解析が可能です。この可能性はPro/ENGINEER<=>Pro/MECHANICAの連携で大変容易になります。この場合、特異点の出現によるエラーを回避するノウハウが求められるかもしれませんが、Pro/MECHANICAの利用を重ねてゆくうちに自ずと習得できるレベルのものです。上記URLはリンクに設定しておきます。

2008/08/26

締結体の設計



画像の引用元URLは下記のとおりです。
http://www.gosho-jp.com/ここの技術情報。
ボルトの設計、選択に関して(株)互省製作所のカタログはエンジニアには揃えておきたいものです。ITのオンラインでは内容の紹介はしていませんが、注文することで入手できます。
1)繰返し外力が作用する高強度ねじ締結体の設計システム
2)ねじの締付け
3)ねじの疲れ強さ
4)ねじ締結部のゆるみ
5)ふくろ穴(ソケットボルト頭部穴)のめねじに対する最小はめあい長さ
6)ボルトの遅れ破壊について
7)六角穴付き止めねじの使い方
他 極めて詳細な説明を記してあります。設計、実験に係わる立場からは必見の資料です。

2008/08/25

歯に働く力



画像は下記URLより引用させて頂きました。
http://www.rmc.mce.uec.ac.jp/pdf/MachineMechanismDesign/Gear1234.pdf
ここのURL本当に新鮮な印象が強いですね。画像を見て欲しいのですがパラメータにβという角度が利用されています。歯形係数の計算でこのβ角をパラメータに利用した例を見たのは初めてです。このβ角をパラメータに利用できるとなると切下げ歯車にも対応できそうです。ここで説明されている最悪荷重点の説明がまた新鮮です。当方のソフト(Excel VBA)にこの計算式を利用させて頂こう。最悪荷重点のパラメータの取り方が難しそうだが、工夫次第でうまくゆくと思います。尚、図中、危険断面の考え方(30°接線法)は実験的にも経験的にも高信頼を得られていることは皆さんご承知と思います。

2008/08/24

データ処理{最小二乗法}



画像は下記URLより引用しました。
http://aero.kouku-k.ac.jp/nakano/IT3/lsm.htm
ここのURLにはエクセルを利用する手順が示されています。歯車歯元曲線のトロコイド曲線の方程式は極めて難解で座標変換などを行うと一瞬に訳が判らなくなってしまいます。座標変換の場合はデータ群だけは確実に活きるのでこのデータ処理として最小二乗法を活用したりします。数値の精度確保に課題が残るので利用する対象(項目)には自ずと限界はありますが。当方の歯車ソフトのにもこの近似式が活用されています。VBAプログラムで完全にリモート制御が可能(別のシート上での一連のグラフ作成処理をif then などを利用して制御)です。ロボットのアーム制御など最終段階での数値制御で詰まった場合などでも利用可能かもしれません。

平歯車の計算_補足

追記)2014.08.22
ここの内容は、現在、さらに進歩した内容になっており、近い将来削除します。下記ブログをご参考に。
http://m-sudo-01.blogspot.jp/ (タイトル:Involute_Curve_3.1)



当方の歯車ソフトに、バックラッシによる円周方向の減少量の項目がありますが、当方のバックラッシ対応の歯形曲線は法線方向のバックラッシではなくて、基準円上の円周方向の減少量を歯車の回転中心基準で回転させることで確保しています。KHK社の歯車カタログに円周方向と角度方向の変換式が記載されています。(単純な数式処理ですから公式というほどのものではありませんが)
インボリュート曲線の基準は基礎円の中心になるので、法線方向のバックラッシの考え方は当方とは異なる考え方になります。
一般的にはホブ加工でのバックラッシ対応はラックの食込み量増加で対応します。この措置によって転位歯車になります。当方のソフトのバックラッシ対応は基本的にはワイヤーカットなどのNC加工機向けになります。但し、ホブカッタの切り込み位置をずらすことでバックラッシ対応の方法もあり、この場合は当方のソフトの出力データと合致します。
設計段階では中心距離公差でバックラッシに対応する方法もあります。このあたりはしっかり設計しないと許容レベルで問題化しそうですね。歯車設計に慣れた方であればこのあたりの問題は解決できると思いますが、初心者に説明することはとても難しいというのが実感です。

硬質クロムめっき



画像は下記URLより引用しました。
http://www.sanwa-p.co.jp/mekki/hard_chrome/index.asp
クロムめっきは人体に無害と上記関連URLに記載があります。当方が記述の項目に3価クロムクロメート処理について記載しています。このあたりをどのように解釈してよいかは、自動車産業との係わりを含めて、当方はまだ判断できません。しかし、上記、他の表面処理に関係してもURLはとても参考になります。今後も紹介してゆく積りです。表題の硬質クロムメッキはシリンダロッドなど過酷な摩擦を駆使する部分などにも利用可能です。
追記;硬質クロームめっきは3価クロームが主体です。

2008/08/22

ウォームの効率(逆転防止)について


画像は下記URLより引用しました。


ここの企業、(有限会社)ジーボックスの作成した歯車ソフトは見ごたえがあります。歯車ソフトに関してはたった今気がつきました。設計と理論が理解できていなければこのようなソフトは作成できないですね。さて、画像の内容に関連したことですが、ウォームの逆転機能について私見です。ウォームには摩擦効率の関係で逆転不可能の領域があることは知られています。それを利用して逆転防止に利用している設計例をどこかのURLで見かけたことがあります。しかし、逆転防止機能としてはウォームの利用ははなはだしく不完全で危険です。この利用について上記URLは明快に説明しています。

2008/08/20

影響を受けた歯車計算ソフト

自営で業務に係わっている間に、一番影響を受けた歯車計算ソフトです。各項目のセルに計算の根拠が対応し、裏メニューでは転位係数の和が一定の条件から歯車ソフトの設計条件を求める、{の項目も正確でした。}、大変使い勝手のあるソフトです。このソフトで唯一歯元のカーブの形がない、バックラッシ策定時の歯形表示が無いなどが、きっかけで当方Involute_Curveのソフトが作成されました。現在はシェアウエアかと思いますが、その関わりさえなければ、現在でも最強のシェアウエアソフトと思いますが、現在はITに見あたりません。しかし、作者のメールアドレスは健在でした。偶然でもメールアドレスをご存知の方であれば、ダメで元もとのお積りでメールをされてはいかがでしょうか。


歯車の歯形円弧化

当方のあるURL(近く廃止予定)に記載していた内容の一部です。先に紹介した歯車ソフトを修正して点列で表現した歯車を円弧曲線で表現したソフトも揃えようとして準備していたのですがこのデータをDXFデータとして取り込めば、そのまま直接Pro/Eのデータム平面にスケッチが可能になります。3点を通る円弧の中心座標が求まればエクセルでコード化も楽になります。本ブログに中心座標を求めるコード例を記載してあるので、志のあるかたは挑戦してみてください。このデータを試用してPro/Eでモデル化すると劇的にデータ量が削減できます。勿論このデータでも歯形の精度は十分で、Pro/Eの絶対精度の最高級のレベル設定が原因で精度が逆に落ちてしまうほどです。(画像の点列数で円弧化した歯形でも多分10^(-7)以上の精度はある筈です。エクセルの計算精度を維持しています。)

2008/08/18

樹脂金型の動作原理

画像は下記URLより引用しました。
http://www.sin-phothong.com/mold/
基本的な樹脂金型の動作の仕組みを数例、アニメで紹介しています。樹脂金型の設計自体は基本的にはパターン化されており、そこからさらにどうしたら、短工数で、コストダウンが図れるか、が、金型設計者の腕のみせどころのようです。溶融樹脂の特性などインターネットの普及に連れて、これもノウハウから一般知識へと変りつつあるようです。といっても、金型設計は未経験なので断定するだけの勇気はありません。しかし、100円ショップに並んでいる商品を眺めながらこの金型はこんな構造と想像することも設計の訓練になります。イメージの範囲としては通常はサブマリンゲート、タブゲートを中心に冷却の水路設定までイメージします。スライドコアには内部、外部方式とありますが、このあたりは特許があっても特許が効かない感じですね(無責任かもしれないが現実と思います)。

2008/08/17

平歯車の計算_6(計算式の根拠)

追記)2014.08.22
ここの内容は稿を改めて下記ブログに記載予定です。
http://m-sudo-01.blogspot.jp/ (タイトル:Involute_Curve_3.1)

自作のソフトの計算式の由来は下記の通りです。

平歯車の歯形計算 
歯形曲線:NCフライス盤を利用した高精度歯車歯形の作図法。論者:塚本 尚久(千葉工業大学)、百瀬 一久(旧ヤシカ岡谷工場)(昭和52年頃の論文)。

歯車の計算式一般は下記。
KHK歯車カタログ(KHK:小原歯車工業株式会社の商標)、
理工学社:JISにもとづく機械設計製図便覧。
日本歯車工業会発行 新歯車便覧 から転位歯車に関する情報を一部引用。

今後の本ソフトへの追加項目として、当面は、歯形係数(Y)の算出(転位係数、工具先端R、バックラッシをパラメータに含む)、NC加工機に対応した(NC加工機による加工を想定した)内歯車の形状策定などを予定しています。本ソフトはシェービング、研削仕上げには現時点では対応していません。今後のバージョンアップには正規ユーザーには無償で提供可能で>す。(但し、パスワードは変更するかもしれません。その場合、既に購入されたユーザーには通知します。)

尚、目的が3Dモデル化、光造型、3Dプリンタなどの出力だけであれば2DCADの利用によって、インボリュートスプライン、内歯車への適用が可能です。(歯形形状は精密ですが、スプラインはともかく内歯車の場合はピニオンカッタ創成のプログラム化の展望が開けないので歯底の隅部Rは現状ではピニオンと干渉しない範囲での円弧Rで代用するしかないと思います。)

(8/18 21:30 原文をノウハウ保持の観点から大幅に修正、加筆しました。ご容赦ください。)

追記:本ソフトに関して、9/20付けの記事に関連事項を記載しています。(08.9.20 記)
追記:本ソフトはバージョンを2.1から3.1に上げて、頂げき係数の設定を可能にするなど大幅な機能向上を果たしています。計算式の基本的な根拠は本文の通りですが、歯形係数などはバックラッシ量、歯先面取り量もパラメータに取り入れるようにしています。本文の文章の訂正。(文意は変更していません。)(12.9. 17 記)
追記:Excel2007~Excel2013対応版も作成しました。詳細は下記。
http://m-sudo.blogspot.jp/2014/11/involutecurve31-excel-2013.html
価格改定を行いました。かみ合いコマ送り描画機能は付属していません。旧価格での購入も可能です。この場合、将来への機能向上などのアフターケアが含まれます。

平歯車の計算_5

追記)2014.08.22 ここの内容は稿を改めて下記ブログに記載予定です。
http://m-sudo-01.blogspot.jp/ (タイトル:Involute_Curve_3.1)

画像は点列データ数の設定と散布図による歯形図形の描画設定の画面です。この画面の大きな特徴は構成点列数を目的に応じて任意に設定できることと、その点列数の結果を図形で確認可能にしていることです。現在、バックラッシ対応の歯形から歯形係数を策定するための30度接線法による直線の描画を一枚歯図形に追加することを検討していますが、この強度計算を自動化するためには、現在のところ、歯元曲線の構成点数は6に固定したほうがよいでしょう。5次以下の方程式でない限りソフト的に解決策が見つからないゆえです。なおバックラッシゼロの歯形については極めて正確なデータを得ることが可能です。他に、出力データのDXF書式化のクリックで点列群の直接DXFデータを得ることを可能にしました。現在のところフリーの2DCAD、Jwwで読込みJwwで再度DXF化しなければAutoCadで読込めないという課題を抱えてはいますが・・・。エクセルが主体のソフトなので、シートの拡張などでユーザーのみなさんが自由に関連プログラムや表計算を作成することでデータベース化することが可能になっていることも本ソフトの大きな特徴です。
追記 歯形形状作成ソフトが完成しました。詳しくは下記URLをご参考に。
http://m-sudo.blogspot.com/2009/03/technicalnote.html

2008/08/16

平歯車の計算_4

追記)2014.08.22 ここの内容は下記ブログに転載予定です。
http://m-sudo-01.blogspot.jp/ (タイトル:Involute_Curve_3.1)







歯数を8枚と23枚でかみ合わせた結果。ピニオンの強度が強すぎるという印象は残るが、強度を犠牲にして回転数の変化で満足する機構であれば、これでも採用は可能です。切下げを生じていないので正確な噛み合い率の出力が可能です。噛み合い率は1.2718、頂げきは1.25という結果です。実際には大歯車の歯底曲線から歯形係数を導き出して曲げ強度計算を行う必要があります。この歯形係数を算出するコラムも設定したいが、バックラッシ設定時の手法がちょっと難しい。歯底曲線の最小2乗法による近似式を割出して30°の傾きを持つ接線の解析が難関です。しかし、プリンターで出力した噛み合い図形を計測することでの算出手段も有効でしょう。
追記:(09.05.14)歯形係数の算出(転位、バックラッシ、歯先面取り、歯元干渉歯形・・に対応済み)ソフトを開発済みです。最左上の検索窓に{歯形係数 ソフト}と入力されてみてください。

平歯車の計算_3

追記) 2014.08.22 ここの内容は将来下記ブログに転載予定です。
http://m-sudo-01.blogspot.jp/ (タイトル:Involute_Curve_3.1)


歯車の計算に必須の項目ですね。中心間距離が定められているときに転位係数を定める計算です。大概の歯車計算の参考書に記載されている事項ですが、意外と歯車ソフトと銘打ってあるソフトウエアには搭載されていない機能です。歯車の設計経験がないとこの機能の重要性には気がつかないでしょう。

平歯車の計算_2

追記(2017.04.14) Involute_Curve_3.1 の改訂に伴い、またぎ歯厚許容値の計算式の変更を実施しました。従って、新Involute_Curve_3.1 の算出値は下図とは異なる数値を示します。

Involue_Curve_3.1の試用版の入手を可能にしました。(こちら双方のデータを最優先してください)

http://m-sudo.sakura.ne.jp/soft_data/Excel2003_VBA_soft/Involute_Curve_3.1_TestVersion_20170412.zip

単体での動作に限り、Windows7以降 Excel2007以降でも動作します。
Windows XP Excel2003で開発されています。

尚、操作マニュアルのダウンロードも勧めます。機能チェックに必需です。
http://m-sudo.sakura.ne.jp/soft_data/kikaikougaku(PDF)/Involute_Curve_Op_manual.pdf
複合歯形係数算出プログラムコードを掲載しています。


以下の記載は無視してください。
-----------------------------------------------------------------------------

追記(2014.08.22) ここの内容は後日下記ブログに転載します。
http://m-sudo-01.blogspot.jp/ (タイトル:Involute_Curve_3.1)


平歯車のソフトでバックラッシに対応した歯形(バックラッシの最大設定時)の出力データをAutoCad-LT(2000)上で作成してみました。ソフトの出力数値(またぎ歯厚の下限値)はかみ合いピッチ円周上での計算値で近似値ですが、実際に出力された歯形との差は、画像に示された通りです。(中心距離公差はゼロとして算出)
またぎ歯厚(3枚:38.434133)+またぎ歯厚寸法下限値(-0.36280)=38.071328
寸法上限値と組み合わせるとこのソフトが製作された歯車のまたぎ歯厚による検証数値として利用可能なことを示しています。上図の青丸は構成点の位置を示しています。この構成点の数を自在に制御可能なことも本ソフトの特長の一つです。

2008/08/15

平歯車の計算_1

追記)2014.08.22 本項目は近い将来削除いたします。下記ブログを開設しましたので内容が重複次第削除の運びとなります。http://m-sudo-01.blogspot.jp/ (タイトル:Involute_Curve_3.1)


画像は私が作成した歯車ソフトの画面の部分表示です。上部の画面は{中心距離増加係数を利用しない}のボタンがハイライトしています。中心距離増加係数は中心距離計算に利用して、歯たけには利用しない計算方式です。この計算手法は理工学社{JISにもとづく機械設計製図便覧}に記載されている計算手法です。この計算式では歯たけは2.25*モジュールを確保している代わりに、頂げきが1.2125と標準並歯より少なくなっています。この値が並歯より少なくなることは、熱膨張、異物の噛み込みなどで歯底の干渉に留意する必要があります。その代わりにかみ合い率が確保される歯車設計になります。
もう一つの画面(下図)には{歯形計算に中心距離増加係数を利用}のボタンがハイライトされています。理工学社刊行の{パソコンによる歯車の設計計算:蓮見善久著}、(株)小原歯車工業の歯車カタログVol3などと同様の計算式を利用しています。歯たけ計算に中心距離増加係数をパラメータとして利用しています。右上の頂げき1.25、歯たけ11.2126に留意してください。この計算手法では歯底の噛合い干渉を避けるために頂げき値をモジュール*0.25を確保しています。その代わりに歯たけを少なくしています。かみ合い率が犠牲になります。私は普段はこの計算式を利用して歯車の仕様を決めています。本来はどちらの計算式を利用するかではなくて、最適な歯車列の算出に両方の計算結果を比較しながらパラメータを変更して最適結果を得ることに利用されるべきですが、歯形にも(トロコイド曲線部)影響するので留意が必要です。この計算方式の区分を表示しない歯車ソフトの多いことに私は少なからぬ疑問を抱いています。尚、画像のソフトに関しては下記URLをご参照ください。
ここのリンクから最新版(試用版)がダウンロードできます。(ウイルスチェック済み)


2008/08/14

これも歯車(再掲載)

画像は下記URLより引用しました。
http://www.mcadcentral.com/proe/forum/forum_posts.asp?TID=24757
ハイポイドギアのモデリングテクニックに関係するのかどうか。上記URLにはこのモデリング手法が質疑応答(英語)の形で記されています。
本書込みはIE7.0で作成し直したものです。(修正の上で再掲載)

抜き勾配ゼロのダイカスト技術


画像は下記URLより引用しました。凄い技術と思います。
http://www.had-ksd.co.jp/gyoumu.html

モータの加速容量の計算

画像は下記URLより引用しました。
http://home.catv.ne.jp/hh/toku/jdsgn/index.htm
直流モーターを利用してねじによる起動時の加速に余裕があるかどうかの計算式が示されています。ここのURLには他にもリニアモータ利用時のサーボ系周波数応答の余裕を確認する計算例も記載されています。(当方はこの計算の実際の活用経験は皆無ですが考え方として理解程度は習得しておきたいですね。)

2008/08/13

ヘリサートの図示(2D)

追記)2017.09.08
http://www.toyokawa-m.com/img/productcatalogue/esert.pdf
このデータは必ずダウンロードを推奨(ツガミのヘリサート)
追記)2017.09.06
   下記を必ず参照願います。
   http://m-sudo.blogspot.jp/2017/09/blog-post_6.html
追記)2017.03.30
 Googleサイドで画像リンクが閉じられました。画像データは下記リンクより導入可能です。
 http://m-sudo.sakura.ne.jp/soft_data/kikaisekkei_data/PDF_Bunken_Siryou/Helisert_01.pdf
 本ページの画像は全て掲載してあります。
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追記)2016.02.07
最新情報を下記に記述。
http://m-sudo.blogspot.jp/2016/02/blog-post_7.html

画像は旧JISのねじ製図に従って作成したヘリサートの記入例。ヘリサートという呼び方は機械要素としての名称ではなく、メーカーの表品名です。新JISのねじ表記に従うと平面図の表示が少し変わりますが、皆さまのところではどのような表示でしょうか。

追記:ヘリサートに関するアクセスが非常に多いので、当方が抱えている情報を追加します。(09.04.24)
ヘリサートは前述の通りメーカの商品名ですが、日本の代表的なヘリサートを取扱う企業である(株)ツガミコーポレーションは現在、海外メーカとの取引の関係から名称を Eサートと変更しています。EサートはJISに規定がなくしたがって図面表記などにも制約などはありません。しかしながら、機能的にねじと同じであり、そのねじに模した図面表記がよいのではないかと思います。上記の画像は当方の一つの提案です。Eサートにかんしては、その商品サイズ、適応穴に関する規格をツガミコーポレーションは提供しています。そのデータの画像を下記に示します。
参考URL:www.uno.co.jp/seihin_info/catalog/pdf/0987.pdf
http://www.tsugami.co.jp/product/other/pdf/esert.pdf






尚、世界的な企業ALCOA社のURLを紹介します。英文が読めればこちらも読まれることをお勧めします。
PDFに大変有益なデータがあります。
http://www.afs-idg.com/inserts.htm

下図はALCOA社のURLより引用。メーカーは異なっても適応は可能と思います。ステンレス製には適応不可とのコメントがあります。


追記) ISO製図規則から推定したヘリサート、インサート表示



2008/08/12

Excel の活用を!

画像は、当方が現在修正中のインボリュート歯形形成ソフト(未公開)の簡易版の一部です。ニュートン法による噛合い圧力角をエクセルの表計算で求める部分を表示しています。簡単な数値演算であれば、エクセルでも十分に活用できます。画像の例ですと、4~5回の操作で所定の範囲に収束してしまいます。ニュートン法ほどでもなくても大概の技術演算はエクセルで式を埋め込んでしまえば計算が可能です。
断面係数などの計算は、当方の公開したエクセルの計算ソフトなどを活用すれば、自己流の断面係数計算ソフトが完成してしまいます。半円、三角形、扇形の部分断面係数を求めるセルを作成してしまえば、最強の断面計算ソフトが完成してしまいます。バネの応力計算も同様で、疲労限度を求めるグラフを材料ごとにシートに作成するか、簡単なVBAで算出してしまえば最強のバネ計算ソフトが完成します。
歯車の歯形作成ソフトもインボリュート曲線とトロコイド曲線の式を策定できるのであれば、アンダーカット未対応でもソフト作成が可能です。(アンダーカット対応はエクセルの表計算では不可能ですが・・・)他にも油圧回路の圧力損失計算とか根気さえあれば自己流のソフト作成が可能で場合によっては企業秘密のデータ構築ソフトへ発展させることも可能になります。
エクセル表計算による歯形曲線作成ソフトの公開はもう少しお待ちください。当方の企業秘密の部分を非公開にする手法の策定で少し時間がかかります。エクセルVBAのプログラム作成能力があれば、2DCADでの図面作成の自動化も可能です。(Autocad,Jww利用)

2008/08/10

機械関連英語(UK,USAでの表現の差異)

機械関連用語のUSA,UK英語表現の語彙比較。下記URLより抜粋しました。
http://homepage3.nifty.com/tongermark/bhv2k/EAdiff1.htm
尚、ここの親リンクは機械関連用語の和英対訳の親ページになります。
http://homepage3.nifty.com/tongermark/

2008/08/08

振動計算式(エクセル利用)について




表題に関して、6月に紹介済みのエクセルスプレッドシート利用の振動計算式に関してその出典元が判明しました。下記URLです。6月14日付けのソフトの紹介記事に出典元を追記で記載しました。
http://www.eonet.ne.jp/~naohiro-okutsu/excel.htm
大変有用な計算シートで作者に深謝します。尚、当方からのダウンロードはそのまま可能な状態にしておきたいと思います。上記から改めてダウンロードされることをお奨めします。
上記URLにはANSYS-EDの利用例も紹介されており、とても参考になります。

2008/08/07

圧力容器の計算とFEA解析の例

引用は下記URLより
http://www.3ga.jp/event/conference/competition/competition2003.html
手計算による計算結果と有限要素解析による結果の比較の様子が見えます。

2008/08/06

3価クロムクロメート処理


画像の出典は下記より。
http://jitukawa.net/3kakorometo.htm
有色クロメート処理が環境への悪影響が指摘されるなかで3価クロムクロメート処理技術が開発されてきました。クロム、亜鉛メッキの良し悪しはともかくとして、プライマ塗装で済ませることも有力な選択肢と思います。
追記:有色クロメート処理と異なり、硬質クロムめっきの主体は3価クロムです。

アルマイト(表面処理)

画像の引用元は下記URLより
http://www.yoshizaki-mekki.co.jp/eigyou/al/al.html
ここのURLはアルマイト処理の説明として参考になります。アルミ合金の耐食性、耐磨耗性の向上を目的に行われます。鉄鋼に処理される無電解ニッケルメッキと並んで精密機器の部品に施される表面処理の代表格です。

2008/08/05

ダイカストについて

画像は下記URLより引用しました。
http://www.tokyodiecast.co.jp/diecast.htm
この画像を眺めていますとプラスチック金型の構造と似ていますね。ダイカストというと一昔前まではアルミニウム合金、亜鉛合金が主流でしたが、現在ではマグネシウム合金も一般的です。マグネシウム合金(MDC)はノートパソコン、携帯電話の筐体に利用されますが比較的耐食性に劣るので表面処理が必要になります。軽量であることが優先されます。一般的にはアルミダイカスト(ADC-12)が一般的です。主として自動車部品に利用されます。強度的にはアルミ系が優先されます。亜鉛合金(ZDC-2)は薄肉製品に利用されます。強度は低いので小物の精密部品に利用されます。メッキは(Cu-Mg-Cr)。
Crを含むのでRoHs、ELV指令との関係を要確認。設計にあたっては、ダイカストメーカーとの連携が必要になります。
一般には比重、ブリネル硬さ、引張り強さ、耐力、縦弾性係数(概略値)、許容引張り、圧縮応力、肉厚と引張り強さの関係、温度による引張り強さの低下の傾向、最小肉厚、寸法公差、抜き勾配、平面度、加工基準、湯口の位置、角部と隅部のR値、型分割位置、防錆(表面処理)などが検討項目でしょう。

2008/08/03

Delta_Power社(USA)の油圧バルブ

画像は油圧カートリッジバルブメーカーのDelta_Power社のロジックバルブ。日本ではTOHTO(旧東都興業株式会社)が代理店。画像の出典もhttp://www.delta-power.com/pdf/catalog.pdfより。
このPDFファイルは眺めているだけでも時間がたつのを忘れてしまうほどに私には興味をそそる内容でカートリッジバルブのカタログとも思えます。プライオリティバルブなど複雑なシーケンスに必須の機器の説明もあり(回路図を添えて)、将来油圧回路設計を志す人たちには勧めたい資料です。全体で700ページほどあります。リンクに掲載します。

HexagonSocketBoltの設計資料

画像は下記URLより引用しました。
http://www.alpsseiko.co.jp/data/p23-5.pdf
去る6月にも紹介しましたが、(株)アルプス精工のボルトの設計資料です。とてもよくまとめられているので重宝します。アルプス精工(株)は長野県飯田市という立地条件から精密機械類を製作するメーカーを主クライアントとしていると思われるのでそれなりのニーズは十分あると思います。コストなら(株)ミスミのボルトを調達という考え方もありますが、私自身はボルト製品の完成度はやはりメーカーごとの差異は存在するというスタンスです。

2008/08/02

シリンダ(油圧)の座屈荷重

画像の引用は下記より
http://www.taiyo-ltd.co.jp/techne/zakutu/
空圧シリンダーの場合は形状がほぼ画一的であるために上記URLの別項にある計算式などの利用で空圧機器メーカーのカタログから選択するが、油圧機器の場合は目的によってはガイドボルトを利用しないシリンダ(建設機械、フォークリフトなどで利用するタイプ)もあり、その場合座屈計算が必要になります。上述のURLの別項の計算式が適用できないスタイルになります。このガイドボルトを利用しないスタイルのシリンダーの座屈計算(ロッド部は中実丸棒、ボア部は中空丸棒)は後日、シェアウエアにて公開を予定しています。画像の説明になりますが、シリンダの使い方による荷重のとり方の説明です。シリンダのロッド部に曲げ変形(座屈)を発生させた例を画像で見た経験があります。

追記 シリンダの座屈計算ソフトを公開しました。
http://m-sudo.blogspot.com/2009/04/blog-post_01.html

最終版です。
http://m-sudo.blogspot.jp/2012/06/blog-post_13.html

ELV指令

ELV指令の説明  
www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g01114hj.pdf